夢のようにバタバタした結婚式からもう6日過ぎ、
東京ではまた元の暮らしが始まっています。 ただ違うのは自分の気持ち。
何故かすごく穏やかな気持ちになりました。
(多分数日だけw)
今日は結婚式の裏側の話。 実は色んなハプニングがありました。
自分達で行なうとなればもう付き物とは分かっていましたが、、、
その①カメラマン
遡ること3月下旬。
当初お願いしていたカメラマンの方から、当日仕事が入りいけなくなってしまったとのご連絡。
自分たちの知っている人に頼みたいという思いからお願いしていたのですが、こんな直前でもう見つからないだろうと思い、写真は諦めようと思っていました。
でもやっぱり写真は記念に残したい、、、そこは意見が一致し、二人で思い当たる人を考えたのですが、すぐにダメ元でお願いする方が決まりました。
それはカメラマンではなく美容師さん。 高円寺でご夫婦で美容室をされているnonoi..の松本さんでした。 松本さんとの出会いは美容師交流会。その前にまだサロカリを運営し始めた段階でオーナーサロンとして登録してくださった方でした。
高円寺、夫婦経営、そして1番重要な呑兵衛という共通点から日頃から仲良くして頂いていました。
松本さんにお願いしたい!!二人の気持ちは同じでしたが、美容室を土曜日閉めるということがどのくらい損失が出るかという事を想像できてしまうがゆえ迷う気持ちでいっぱいでした。でもやっぱり、、、という気持ちから ダメ元で頼んでみると、快く「ぜひ自分で良ければ」とのお返事。
実は昨年10月、ウェディングドレスでフォトを撮ってもらうはずだったのですが、史上最大の大喧嘩の末、そのチャンスを逃してしまっていたのです。 なのでハプニングとはいえ、撮っていただけるようになりすごく嬉しかったです。
写真もすごく、素敵な仕上がりで。
(1番好きな写真)
二重アゴと二の腕訂正してもらえるようにお願いしとけばよかったー笑
朝早くから三次会までありがとうございました!!
その②旦那の逃亡
山梨に帰らないという旦那を説得しバスタ発のバスに乗せたものの、、、なぜか富士吉田について逃亡。
一人で桑原家の実家に帰りました。どうやらどこかで飲んでいたようで酔っ払って夜遅く帰って来ました。
結婚式がよっぽど嫌だったようです。
このとき、もしかしたら当日こないんじゃないかとふと頭をよぎり、それは前日の夜まで不安でした。
いくらSEX AND THE CITYが好きだとはいえ、まさか自分まで当日旦那がこないというオチになるのではと思うと笑けてきました。(映画を見た人しかわからないネタです、すみません) そうなったときの事を一人でシュミレーションしました。
史上かつてなく酔っぱらい、新郎不在の呑み会を行いライブ配信したのち、どこかに逃亡しようと。
そのくらい不安でした。
というよりは、普段頭おかしいと言われてイラッとするけど、さすがにそれを思いついた自分は頭おかしいのかなと思いました。多分泣けない、やさぐれると思った、、、
まぁそれくらい不安でした。
本人は当日まで本当にこれでいいのかと思っていたようですが、ちゃんと来てくれました。
イロイロ思う事があったけど、ちゃんと来た。その行動が全ての答えなんだろうと、今では思います。
その③雨
招待状の挙式の住所が間違っていた為、数名を路頭に迷わせた挙式後、披露宴に向かう途中突然の雨が。しかもめっちゃ降った。 当日バンド演奏する予定だったのでもう二人の頭の中は真っ白。
一度セッティングしていた機材をじゅんくんの友達が急遽避難させてくれました。 バタバタの中披露宴30分前到着。
自分達で席札をおき、パソコンをセット。 ここもセルフです(´;ω;`)化粧直しなんてする時間がなかった、、、
ましてやウェディングドレスでトイレに行く花嫁最速王の自信が今はある。
そんななか披露宴が始まると晴れてきて、、、自称晴れ男が何名も「俺のおかげ!」と声をかけてくれました。
さらには「雨を降らせてストーリー作っといたよ!」なんて心強いギタリストの一声。 (その後気持ち良さそうにギター弾いてました笑 マムありがとう)
そんなハプニングのなか始まった披露宴。 忘れられない言葉を頂きました。
それは乾杯の挨拶をしてくれたじゅんくんの叔父さんの一声。
「雨晴れて、笠を忘る」
この言葉の意味をよく考えて、二人で生きていくように とのこと。
意味、解りますか?
実はこの言葉の意味にすぐ気付いてしまいました。
というのも、自分の好きな詩の要約みたいな一言だったからです。 その詩はこちら
↓
これ、1年前くらいに知りました。
阿佐ヶ谷にある、「でんでんぐし」というおでん・串揚げ食べ放題&飲み放題1700円という神がかっている居酒屋のトイレに貼ってある詩です。 まさかでんでんぐしのマスターの顔を結婚式で思い出すとは思ってもいなかった、、、
「雨晴れて笠を忘る」=苦難のときに受けた恩を、その時が過ぎると忘れてしまうことのたとえ。
これから二人でまだまだ苦しい時があると思います。
支えて当たり前のパートナーに、苦しい時に側にいてくれることに感謝する気持ちを忘れずに生きていきたいと思います。
そしてそれは周りの人にも。
今回結婚式をしてほんとに二人だけの行事じゃないと思いました。
山梨のお義父さんお義母さん、なかなか帰れない私達の代わりにたくさん準備や段取り決めを手伝って下さいました。当日ドライバーをしてくださった親戚の方々。陰でずっと心配していてくれた義妹さん2人。
ウェルカムボードを作る時間がないとブログにポロッと書いたらそれを見て名乗り出てくれたさこちゃん。世界地図とパスポートをテーマに作ってくれました。
挙式の牧師を緊張しながら進行してくれたじゅんくんのマブダチ・ヒロキ
福島から来てくれたチーム福島。
司会を一日してくれた阿部さん。なんときぐるみまで持参してくれてました。キャンドルを作って各テーブルにセットしてくれたキャンドルアーティスト石崎さん。Qちゃんも韓国からありがとう
東京から来てスピーチしてくれたもっちー、山梨のラグビー部のみんな。突然奈良から来て嫁になった私をみんな暖かく受け入れてくれて、すごく嬉しかった。バンドのメンバーはこの日のために集まって何度も練習してくれて。
京都から駆けつけてくれた高校時代の友達。東京のおふざけパーティーにもサプライズで来てくれたあやかちん。当日持っていたブーケを手作りで作ってくれたはるわん。
遠い奈良・大阪から来てくれた家族と親族。お姉ちゃんは妊婦の体で小さい甥っ子を連れてきてくれました。弟はゆっくり座ることもなくビデオ撮影やサプライズに協力してくれました。 実は当日つけていたベールと手袋はお姉ちゃんが結婚式で使ったもの。小さい頃はおさがりが嫌だったけど、同じものを使えてとても幸せでした。
たくさんの人に支えられた結婚式でした。
本当にありがとうございました。
そして松本さん一家。素敵な写真を撮ってくれて、ドレスも着るときから、1日サポートして持ってくたり、朝早くから山梨まで来てくれてありがとうございました。
東京に帰ってきて落ち着き、昨夜両親へ手紙を書きました。
結婚式当日に間に合わなかった手紙。
お客さんに「目が腫れるから前日に書かない方がいいよ!!」と言われたんですが、その意味が分かりました。
今日は目がめっちゃ腫れて重いです(笑)
計五枚。両親への感謝の気持ちを綴りました。
小さい頃、朝早くから夜遅くまで仕事に行っていたお父さん。
それでも休みの日には子供達と全力で遊んでくれました。19歳のとき、海外に行ったこともない私が一人で旅行に言ってくると言い出したときも、何一つ心配せず。その後もやりたい事は何も反対せずに応援してくれました。だから今の私があるともいます。
いつもおちゃらけて家族を笑顔にしてくれたお母さん。
専門学校卒業しても反抗期が続いていた私を見放さずにかまい続けてくれました。時にはその優しさがうっとうしく、素直になれない気難しい娘でごめんね。
そして、心配かけてばかりの私ですが、これからは頼りがいのある淳くんが一緒なので、安心して見守ってもらえたらと思います。
そしてお母さんに私からお願い事です。
お母さん、お父さんのイビキを愛おしいと思うようにして下さい。菜緒美はじゅんくんのうるさいイビキがないと寂しいです。きっとそれが無くなった日には寝れなくなると思います。だから、毎日共に過ごせる幸せを忘れないでください。
それでも寝れないときは、酔っ払うくらいお酒を飲むと、寝れます。
なかなか普段伝えることのできない思いを書くことができました。
きっと当日に間に合っていても、きっと泣きまくって読めなかったから、
これでよかったんだと思います。
色んな思いをした結婚式もやっと終わりました。
またこれから新しい夢に向かって二人で突き進んでいきます。
しかしステーキカットのお肉おいしかった…
もっと味わって食べたかったなぁ、、、