マツエクを市販のリムーバーでセルフオフする危険性。成分表示が無い商品に注意!

まつ毛のこと

マツエクで危ないのはグルー(接着剤)だけだと思っていませんか?

実はマツエクでアレルギーが起こる原因はいくつも潜んでいます。

今日はそのうちの1つ。

マツエクをオフするときに使用するリムーバーについてのお話を。

 

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リムーバーの種類

マツエクのリムーバとは、ついているエクステを外す際に利用する溶剤の事を言います。

マツエクを外すのには専用のリムーバーが必要です。

接着剤が付いているところに塗布して3~5分ほど放置し取り外していく工程になります。

リムーバー種類は

  • クリームリムーバー
  • ジェルリムーバー
  • リキッドリムーバー

上記の3種類になります。

クリームリムーバーは塗布もしやすく操作もしやすいのでエクステの全オフの時に使用します。液だれもほぼ無いです。(全オフとはついているエクステをすべてオフすること)

次にジェルリムーバーは主に部分オフの際に使用するものになります。

リペア(付け足し)の施術の際に、方向が変わったり伸びたものなどを取り外すときに一本ずつ塗布して使用するものになります。

リキッドタイプに比べると液だれはしにくく操作性もあります。

そしてリキッドタイプですが、リキッド状ということから目に入りやすかったり肌にふれやすかったりする可能性が高いので現在は使われていません。

 

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リムーバーの成分

では次にリムーバーの主成分ですが、こちらはメーカーによっても変わってきます。

よく『すぐに外せる』という理由でアセトンや酢酸エチルなどの溶剤が主成分として使用されている場合があります。(溶剤とは、ある物質を溶かすして液状にする性質を持つ物質のことをいいます。)

ですがそのような物質は非常に刺激性が強い成分で、皮膚の脱脂性もあると言われています。

ネイルを自分でオフした時に爪がカサカサになったり、白くなったり、ささくれが沁みたりしたことありませんか?あれはネイルのリムーバーにアセトンや酢酸エチルなどの成分が入っているためです。

白くなるのは除光液に溶剤として配合されているそれらの成分が爪の油分や水分をとっていってしまうからです。

主にネイルの除光液の成分として使用されているものを目元周りに使うのはかなり危険です。

 

現在は【炭酸プロピレン】が使用されているものが多くなっています。

炭酸プロピレンは同じように溶剤の一種ですが、人体に影響が少ない成分になります。

リムーバーとしてのパワーは若干落ちるものの、安全性を考慮するならこういったタイプのものを使うのが一番です。

実際私も主成分が炭酸プロピレンの物を使用していますが、外れにくいとか時間がかかって施術時間が減ってしまうなんて不便性を感じたことはありません。

とはいっても炭酸プロピレンが主成分だから絶対に安全というわけではなく、溶剤に変わりはないのでグルー同様、絶対に肌に着けないように私たちはリムーブを行っています。

更に実際私達アイデザイナーが商材を買うサイトやお店であっても、主成分がちゃんと書かれていない商材を見かけることがあります。プロに対してもそういったものがまだ売られているのが現状です。書いていないもは調べますし、なによりちゃんと提示してあるところの商品を買うことがお客さんの安全にもつながることは明確です。

 

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市販のリムーバーでのセルフオフが危険な理由

市販のリムーバーでどんなものが売られているかを見てみたのですが、通販サイトで手軽に買えることにまずびっくりしました。

まぁでも今の時代何でもセルフだから当たり前なのかな…

某通販サイトで出てくるものをいくつか見てみました。

セールス文句がプロから見ると怖い!!

 

『安心の日本製!!』

→日本製だからと言って必ずしも安心なわけではありません。

『無刺激・しみない!!』

→万が一目に入ったと時に気づかずそのままになる可能性がある。

『クリームタイプなので目に垂れることなく安全です』

→クリームタイプでも皮膚につくと危険です。目に垂れることがなくても、リムーバーを乗せすぎたり、根元がまだ伸びていなくて根本位置が近いものを取る場合に自分で取ろうとすると目に入る可能性が高いです。

❝安全❞という言葉はセルフでする場合ありえない謳い文句だと思います。

マツエクのセルフオフの危険性

クリームリムーバーを乗せて、余分なリムーバーを取り除く前の写真になります。

このように皮膚にはつかないように注意を払って施術しています。

なかなかセルフでする時に片目でこのように塗布するのは難しいのではないでしょうか?

 

アセトンが入っていないとはいえ、何か溶剤が入っているのがリムーバーというものです。

以前プレートに出したリムーバーの残りが自分の手について、塗っていたマニキュアが剥げました。つまりアセトンが入っていようがいまいが溶けるものは溶けます。

それが皮膚についたり目に入ることの危険性は分かりますか…?

更に、リムーバーにも揮発成分は配合されているので目を開けての施術も危険です。

市販で価格が安く販売されているものはまず全成分表示されているものが少なく、成分が載っているものも見てみましたが、

成分はほとんど油ですね。

主成分が油でそこに浸透剤、増粘剤、最後の方に溶剤の成分が入っていてあと防腐剤。

マツエクのグルーがオイルの成分に弱いことを利用してるのかもしれませんが、おそらくその後そのままマツエク施術の技術に入っていく中では使いたくない商材です。

パッケージには『ネイルリムーバーにも使えます。』

と記載してありました…。マツエク専用でないならやはり成分が弱くても怖いですよね。

マツエクのリムーバーは化粧品登録ではなく雑貨扱いです。

化粧品でも敏感な方は肌が荒れたりアレルギー反応が起こることもあるので、万が一皮膚に触れた場合アレルギー反応を起こす場合も考えられます。

リムーバーをプレートに一定量出さずにそのまま溶剤に突っ込み、一度使用した綿棒やマイクロスティックを再度突っ込んで塗布するとリムーバー内に雑菌が繁殖する恐れもあります。

また、グルーが溶けてきても完全に溶け切っていない場合にリムーバーをふき取って水分を付けるとまつ毛が白くなることも。(白化といいます。)

やはりマツエクのオフを自分でするのはリスクの方が多いのではと思います。

視力低下や取り返しのつかない事が起こってしまう可能性も考えられますよね。

だいたいのサロンでオフのみだと2000円~4000円くらいで施術してもらえるので、サロンででのオフをオススメします。それか自然に取れるのを待ちましょう。

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