マツエクの毛って何でできてるの?
どんな違いがあるの?
など、マツエクをされている方は普段自分の目に付けているエクステの毛についてご存じですか?
今日はマツエクの施術の際に使用するエクステの“毛”についてよくある疑問をご説明します。
マツエクの毛は何で出来ているの?
まず最初にマツエクに使われるエクステの毛の材質から。
マツエク専用のエクステは、ポリブチレンテレフタレートとよばれるものを特殊加工したものになります。 簡単にいうと、プラスチックを特殊加工して形状記憶させたのがマツエク専用の毛になります。
そしてその太さや長さ、カールの強弱などを付けることで何種類ものエクステが誕生しているのです。
現在メーカーによっても異なりますが、長さは6~15ミリ、太さは0.05~0.25ミリが販売されています。
カールは会社によって表記が違い、主流のJ,C,Dカール以外にも、I,CC,SCなど多くの種類があります。 同じJカールでも、会社によって毛先のカールの強さが違います。
他店でエクステを付けたことのあるお客様に「Jカールで」とオーダーされたとしても、お店ごとに購入しているメーカーが違う為お客様にはそのことをご説明しておかなければトラブルのもとにもなりかねます。
シルク・ミンク・セーブルの加工の違いとは?
そして次にマツエクの毛の加工の違いがあります。大きくわけて3つ。
シルクエクステ
シルクエクステは、3つの種類の中で一番質感が固いものになります。その為まつ毛が細い方だと負担がかかりやすくモチは少し悪くなる傾向が。
お店側としてはい一番原価が安いのがこのシルクの素材のエクステです。
また、質感が固いということは『型がつきにくい』『弾力がある』ため、エクステについているカールがとれにくいという点がメリットです。
0.1mの太さではそこまで感じませんが、0.15や0.2ミリの太さになってくると、かなり質感が固くなります。
自然なツヤ感が出やすい素材ですが、太いものを付けたいけど固い質感が嫌な方はシルクは避けましょう。
ミンクエクステ
続いてミンクエクステ。ミンクは3つの中で真ん中の値段・質感になります。
恐らく多くのサロン様で使われているのはミンクエクステが多いと思います。シルクよりは原価は高くなりますが、質感はシルクより柔らかく仕上がりも軽いです。
ミンクエクステは少しマットな仕上がりになります。
セーブルエクステ
シルク、ミンクと比較して1番地まつげの質感に近いものがセーブルエクステになります。
値段は1番高いですが、質感も柔らかく、人工毛によく見られる硬さやゴワつきが少ないのが特徴になります。
セーブルは地まつげに質感が近く、柔らかいのがメリットですが型がつきやすく、シャワーなど熱などでカールが落ちやすくなる場合もあります。
技術者目線で言うと、シルクの0.2ミリに比べるとセーブルの0.2はかなり柔らかいです。技術者は作業するときにツイザーというピンセットでエクステを1本つまむので毛の柔らかさは1番敏感に感じます。そしてそれがお客様がマツエクをつけた時の着け心地に繋がります。
最近のマツエクサロンの傾向
“長く、太いものを付け放題でバサバサと”
というトレンドだったのはもう3,4年ほど前くらいでしょうか。今は時代の流れが
“ナチュラル”“自然なもの”
を好むためマツエクも「自然な仕上がりを」とオーダーされるお客様がとても多いです。
付け放題が主流だった頃はやはりミンクエクステを導入しているサロンもとても多かったですが、今はセーブルエクステを導入し追加料金無しで施術しているサロンも多くなっています。
やはりお客様からの一番人気はセーブルエクステのようです。
以前に比べ0.2ミリを付けるお客様が減り、地まつげに負担が少ないエクステを好まれるお客様が本当に増えました。
上記に挙げた3つの毛の種類以外にも最近はフラットマットラッシュというとても着け心地の軽いエクステも登場しています。
商材も負担をかけにくいものが出て来て、更にお客様のまつ毛に対応する幅が広くなりました。
(フラットマットラッシュについて詳しくはこちらをご覧下さい)
最後に余談ですが、たまーに、「使っているのは動物の毛ですか?」と質問されることがあります。ミンクって動物も確かにいますが、マツエクのミンクエクステはミンクの毛のように柔らかいという意味合いで付けられているので、決して動物の毛は使われていませんよ…!
ご自身が何の毛質で付けているか分からない方は担当の方に質問してみて下さいね!
自分の好きな質感ツヤ感のエクステ毛質をぜひ見つけてください★